老化を防ぐ「エルゴチオネイン」-育毛・加齢毛改善効果-

老化の原因のひとつ「活性酸素」

活性酸素は適度な量であれば、体内に侵入した細菌などを取り除くなど、健康を維持するために免疫機能の一部として働きます。

しかし、過度に蓄積されてしまうと体内の細胞を酸化させダメージを与えます。

体内には活性酸素を抑制し細胞組織の修復や再生を行う抗酸化酵素(スーパーオキシドジスムターゼ=SOD)による「抗酸化力」を備えていますが、抗酸化酵素は年齢とともに減少し、活性酸素を蓄積するようになります。

活性酸素を増加させる原因といわれているのが「紫外線・ストレス・環境汚染・喫煙・薬品・添加物・電磁波」など、今の生活では避けられないものばかりです。

過剰な活性酸素を発生させやすい現代の生活環境において、酸化ストレスから身体を守ってくれる防御成分として近年注目されているのが「エルゴチオネイン」です。

エルゴチオネインの「育毛効果」

エルゴチオネインは希少アミノ酸の一種で優れた「抗酸化力」を有します。

私たちの体を構成する多くの細胞は、通常であれば活動に必要なエネルギーを生み出し効率よく稼働しますが、前述のようなストレスがかかる事で細胞は自ら活性酸素を生み出してしまいます。

さらに加齢によって抗酸化力の衰えた状態では多くの活性酸素を蓄積することになり、老化と呼ばれる症状や様々な疾病を引き起こす要因となってしまいます。

頭皮や毛根の細胞に与える影響も例外ではありません。

頭皮ではターンオーバーの周期が乱れ硬化し、正常な育毛環境を保てなくなります。

毛母細胞が衰えると抜け毛や薄毛の原因となり、色素幹細胞が衰えると白髪が増えていきます。

これら老化といわれる細胞活動の衰えを引き起こす活性酸素を除去・無害化することで、細胞は本来の働きを取り戻し活性します。

エルゴチオネインの「加齢毛改善効果」

髪はあらゆるアミノ酸の結合により生成されますが、髪の成分と同じ含硫アミノ酸である「エルゴチオネイン」の機能性分子群（リプレ）が髪の毛の中に入り込むことにより新たな結合（ジスフィルド結合）を生成します。

このことにより、髪の体積が増し物理的に太くなる「肥毛効果（バルーン効果）」が得られます。
（群馬産業技術センターで行われた毛髪試験では、毛髪が1.6％太くなったという結果が出ています。）

これにより、髪がハリコシを取り戻しボリュームアップにつながります。

また、髪のクセやうねりは髪内部のタンパク質や水分の偏りや、髪表面のキューティクルの開きにより変形しよじれることにより起こりますが、エルゴチオネイン溶液の肥毛効果によって、クセ毛の扁平した髪を直毛本来の円筒形に近づけ、キューティクルの補修をすることで、まとまりやすく扱いやすい髪へと改善します。