育毛に不可欠な『ヘアサイクル』の仕組み

◆ ヘアサイクルの仕組み

毛髪はある期間の成長後自然に抜け、しばらくすると新しい毛髪が生えてきます。

このサイクルを「ヘアサイクル(毛周期)」といいます。

ヘアサイクル(毛周期)

■ 成長期…2~6年 毛母細胞が分裂を開始、上へ押し上げるように増殖していきます。

(頭全体の毛髪約10万本中、約85%)

■ 退行期…1~3週間 毛乳頭細胞が退縮を始め髪の成長が止まります。

(頭全体の毛髪約10万本中、約1%)

■ 休止期…3~4ヶ月 毛乳頭細胞の活動が休止。新たな髪が伸びてくると同時に抜け落ちます。

(頭全体の毛髪約10万本中、約10~15%)

 

◆ ヘアサイクルには限界がある

この毛周期は、女性の場合4~6年(男性は3~5年)と言われ、一生で15~30回ほどのヘアサイクルを繰り返すといわれています。もともとの回数や周期の期間には個人差がある上、ホルモンのバランスや体調、生活環境や加齢などにより変化すると考えられています。

 

◆ ヘアサイクルが乱れると

休止期に入って抜ける髪は1日に50~150本です。日々、この程度であれば心配いりません。しかし、「頭皮環境の悪化」「血行不良」「毛根の活力低下」などにより、ヘアサイクルが乱れる(成長期の短縮、休止期の長期化)と毛髪が成長しないまま未熟な状態で脱毛し1日に抜ける髪が増えてきます。

 

育毛を正しく行うためには、ヘアサイクルの仕組みを理解しておく事が不可欠となります。