どんなシャンプーを使うかという選択は、日々のケアが大切な髪にとってはとても重要です。髪質や頭皮の状態に合わせた正しいシャンプー選びを心がけましょう。
洗い上がりの質感や香り、泡立ち、パッケージなど特徴は様々ありますが、シャンプーの性格には洗浄成分が深く関わっています。
シャンプーは成分表示のうち、水が50〜60%、洗浄成分である界面活性剤が30〜40%占めています。その他は、補修・保護成分やPH調整剤・安定剤・防腐剤・香料などの成分が10〜20%となります。(「界面活性剤」は親油性と親水性を合わせ持ち、水だけでは落ちない頭皮の皮脂・スタイリング剤などの汚れを落とす働きをします。)
シャンプーの洗浄成分は、それぞれの洗い心地や仕上がり感などの特性を活かし、通常は複数を組み合わせて使用する事で、より良い効果を得られるよう工夫されています。成分表示には洗浄成分がいくつか並んで記載されていますが、水の次に書かれている最初の洗浄成分がメインの洗浄成分となります。
アミノ酸系【洗浄力:弱-中/刺激:弱-中】
髪や頭皮と同じように、弱酸性でタンパク質を構成する植物由来のアミノ酸から生成されているため、刺激が少なく頭皮や髪に優しいのが特徴です。洗浄力は弱めですが、コンディショニング効果が高く、髪のダメージが気になる方や乾燥肌など頭皮トラブルが心配な方におすすめです。
グルタミン酸系
アミノ酸系の中でも泡立ちや洗浄力はマイルドで、保湿効果が高くしっとりした仕上がりです。乾燥毛やダメージ毛で、潤いやまとまりを求める方にはおすすめです。
アラニン系
アミノ酸系の中でも適度な泡立ちと洗浄力があり、保湿力は高いのに仕上がりも重くならずに、フワッとしたスタイリングも可能です。敏感肌や乾燥肌だけどスッキリ洗いたい方におすすめです。
アスパラギン酸系
アミノ酸系の中では比較的新しいタイプで、泡立ち・洗浄力ともにバランスが良く、スッキリとした使用感です。
タウリン系
きめ細かな泡立ちと適度な脱脂力を持ち、泡切れもよくサッパリとした使用感です。仕上がりも重くならずサラサラとした洗い上がりで、ふんわりと仕上がります。
グリシン系
アミノ酸系の中では比較的高い泡立ちと洗浄力を持ち、泡切れがよくさっぱりとした洗い上がりで石けん系に似た使用感の洗浄剤です。他のアミノ酸系が弱酸性で作用するのに対し、グリシンは中性~アルカリ性で洗浄力を発揮する為、髪に対しては仕上がりにややきしみが出やすく、絡まりやすい髪質の方にはあまり向いていません。
高級アルコール系【洗浄力:強/刺激:強】
低コストながら泡立ちが良く高い洗浄力を持つため、幅広く使用されている界面活性剤です。洗浄力・脱脂力・殺菌効果がとても強いためすっきりとした爽快感はありますが、頭皮が敏感な方には刺激が強い可能性もあります。
表記「ラウリル硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸ナトリウム・ラウレス硫酸アンモニウム」
※「高級アルコール系」の高級とは炭素の数量を表しており、多いものから高級-中級-低級とランク付けされます。炭素は自然の中にある元素で、多く含むほど水に溶けやすく、泡立ち・洗浄力も高くなります。
オレフィン系【洗浄力:強/刺激:強】
高級アルコール系の派生分類のため、強めの洗浄力で泡立ちが良く、洗った時に爽快感がありますが、敏感肌には刺激になりやすい場合があります。
表記「オレフィン(C14-16)スルホン酸Na」
石鹸系【洗浄力:強/刺激:中-強】
洗浄力・泡立ちが良い上に環境にもやさしい成分です。脱脂力が強く、皮脂の多い方やスタイリング剤をよく使用する方に向いています。頭皮への刺激は強くないですが、アルカリ性のためキューティクルが開き髪がきしみやすくなるなどのデメリットもあります。
表記「石鹸素地・カリ石鹸素地・脂肪酸ナトリウム・脂肪酸カリウム」
酸性石鹸系【洗浄力:強/刺激:中】
石けんと似た構造や性質を持つ酸性石けんは、ヤシ油など植物から抽出されたアルコール類と、お酢などの弱い酸性から生成されています。髪や頭皮と同じ弱酸性の界面活性剤で、高めの洗浄力を持ちながら石鹸系や高級アルコール系に比べ、低刺激という特徴があります。(名前に石鹸とつきますが、作り方など、根本的には石鹸とは違います)
表記「ラウレス-4カルボンNa」
ベタイン系【洗浄力:弱/刺激:弱】
ヤシ油脂肪酸を使用した成分。弱酸性のマイルドな洗浄力で低刺激な成分です。ベビーシャンプーやダメージケア用シャンプーなどの主成分として使用されたり、他の界面活性剤と併用することで、洗浄力や刺激を緩和する効果もあります。
加水分解タンパク(PPT)系【洗浄力:弱/刺激:弱】
シルクやコラーゲンなどからできた洗浄剤で、マイルドな洗浄力と、髪のダメージを保護するようなコンディショニング効果も併せ持つトリートメントのような洗浄成分です。高価な成分で単独での使用は珍しく、アミノ酸系などに配合されることが多い成分です。
【加水分解コラーゲン】…髪と頭皮の柔軟性と保湿性を高める成分。
【加水分解ケラチン】…毛髪内部に浸透して補修する事で髪の強度が増しハリやコシを出す成分。
【加水分解シルク】…髪や頭皮の保湿効果を高めるとともに髪の手触りを良くする成分。
コカミドDEA【洗浄力:ー/刺激:ー】
ヤシから得られる植物由来の界面活性剤で気泡性、増泡性に優れていて、シャンプーの泡立ちを良くする為に使われます。
コカミドDEAに洗浄力はほとんどないため、他の洗浄成分の助剤として使用されます。
シャンプーは洗浄成分に何を使うか、どれを組み合わせるかで、性質や品質が大きく変わります。毎日使うものだからこそ、ご自身の髪や頭皮に合わないものや負担のかかるものを使用しないよう、正しく選ぶ事が大事となります。
J-walkでは、育毛や頭皮にお悩みを抱える各お客様に、マイクロスコープによる視診や触診・問診によるカウンセリングを徹底し、個々の現況に合わせた適切なサロンケア・ホームケアの両面からアプローチすることで、頭皮環境を効率よく整え、正常なヘアサイクルを取り戻すことによって健やかな育毛、いつまでも若々しい美髪が日常となるよう取り組んでおりますので、お悩みの方はお気軽にご相談ください。
