『活性酸素』と抜け毛の関係

加齢による抜け毛の増加は「抗酸化力」の低下が原因です。

抗酸化力とは

老化の原因のひとつといわれる「活性酸素」を自然に取り除く力の事を「抗酸化力」と言います。

活性酸素は適度な量であれば、体内に侵入した細菌などを取り除くなど、健康を維持するための働きがあります。

しかし、過度な紫外線や喫煙やストレス、環境汚染などにより体内に蓄積され、体内の細胞を酸化させダメージを与えます。

体内には活性酸素を抑制し細胞組織の修復や再生を行う抗酸化酵素(スーパーオキシドジスムターゼ=SOD)による抗酸化力を備えていますが、抗酸化酵素は年齢とともに減少し、活性酸素を蓄積するようになります。

活性酸素と抜け毛の関係

活性酸素は髪の毛を作り出す「毛母細胞」の働きにも影響を与える事も確認されています。

抗酸化酵素が減少し始めると言われる30代後半からは、体内で発生する活性酸素の適切な除去が追いつかなくなり出し「抜け毛」が増え始めます。

また、活性酸素が髪・頭皮に及ぼす影響として「頭皮の硬化・色素幹細胞の働き(白髪の原因)の低下」も考えられています。

加齢による抜け毛対策として、活性酸素を除去する抗酸化物質を体外から取り入れる事が大切になってきます。